クラス替えが嫌な予感がするので学校に行きたくない

クラス替え
嫌な予感
クラス替えの実際
1. クラス替えの良いところ：
2. クラス替えの悪いところ：
クラス替えで嫌な予感がして学校に行きたくないときには
1. 関連

クラス替え

日本の学校では、３月で年度が終わります。多くの学校では卒業式や終業式が終わり、春休みは宿題のない場合も多く、厳しい部活をやらなければ比較的のんびり過ごすことの出来る期間です。この間に、学校では新年度に向けてクラス替えの作業を行っています。クラス替えは学校によっては毎年行いません。しかし、毎年行う学校も多いので、嫌な予感は毎年やって来るのです。このクラス替えは、多くの生徒にとって新しい友達を作ったり、新しい経験をすることができる良い機会です。なんと言っても、人間関係がリセットできるので、社会に出る練習としての学校の役割を、クラス替えによって何度も練習できるのです。

嫌な予感

しかし、新しい環境になることで、不安やストレスを感じることもあります。どんな仲間になるかわからないので、そういうときって、ついつい嫌な予感を何回も繰り返してしまいがちです。人間の動物的本能で、身体の危険を避けるために、嫌な予感を逡巡して脳にしっかりインプットするのです。被害妄想という人もいますが、そうではなく、本来のマインドセットなのです。ただ、現代は昔のように猛獣に襲われることはまれですから、必要以上に心配になっている場面も見受けられるのです。本来、その嫌な予感、学校に行きたくない気持ちは、当然のことなのです。

クラス替えの実際

次に、クラス替えが生徒にとって良いのか悪いのか考えていきます。嫌な予感が当たっているか、思い過ごしか、少し考えてみましょう。

クラス替えの良いところ：

新しい友達ができる：クラス替えは、新しい人々と出会うための絶好の機会です。社会に出ると、こんなに毎年、クラスが変わるように出会うことはあまりありません。以前のクラスメイトとは違った趣味や興味を持つ人々と出会えるかもしれません。このような出会いは、生徒たちが成長し、自己理解を深めるために重要な役割を果たします。
新しい教師に会える：クラス替えは、新しい教師に会う機会でもあります。新しい教師には、新しい教育スタイルや学習方法があるかもしれません。生徒たちは、様々な教育スタイルを経験し、自分に合った学習方法を見つけることができます。
新しい科目を学ぶ：クラス替えによって、生徒たちは新しい科目に触れることができます。新しい科目を学ぶことは、知識を広げるだけでなく、自分の興味を発見するためにも重要です。
新しい環境に適応する力が身につく：クラス替えは、新しい環境に適応することを学ぶ良い機会でもあります。新しい環境に適応することで、生徒たちは、自信を持って新しい場所や人々と関わることができます。
過去の問題を忘れることができる：過去のクラスでの問題やトラブルがあった場合、クラス替えは過去を忘れるための新しい始まりとなることがあります。新しいクラスでは、生徒たちは再び始めることができます。

クラス替えの悪いところ：

生徒たちは孤独を感じることがあります。新しい環境で新しい友達を作ることは、緊張や不安を感じることがあるため、簡単なことではありません。
友達と離れることになる：クラス替えによって、以前の友達と離れることになる場合があります。以前の友達との関係が深かった場合、別れを惜しむこともあるでしょう。しかし、確率で考えればこれは「嫌な予感」というよりむしろ「避け難い予想」の場合が多いでしょう。
習熟度に差がある：新しいクラスには、以前のクラスとは違う習熟度の生徒がいる可能性があります。そのため、教育プログラムは、習熟度に合わせて調整されますが、新しいクラスで適切なレベルについていくことができない場合があります。
新しい教師との相性が悪い：新しい教師との相性が悪い場合、授業が退屈であったり、成績が下がったりすることがあります。嫌な予感は、クラス替えの前だけでなく、先生が決まっても、知らない先生の場合は起こりえます。この場合、生徒たちは新しい教育スタイルに適応する必要がありますが、そのプロセスはストレスを引き起こすことがあります。これを見越して、「嫌な予感」がしているのかもしれません。
学校生活に不安を感じる：新しいクラスに入ることで、学校生活に不安を感じることがあります。友達ができるかどうか、成績が上がるかどうか、クラスの雰囲気が良いかどうかなど、不安要素は多岐にわたります。もっとも、誰か一つくらいは失敗することもあるわけで、嫌な予感というより、普通だと思います。
スケジュールの変更：クラス替えによって、授業のスケジュールが変更されることがあります。以前のクラスとは異なる科目や時間帯が設定されるため、生徒たちは新しいスケジュールに適応する必要があります。特に、自閉傾向の場合、スケジュールの急な変更は適応するのに多くのエネルギーを使います。新しいスケジュールが自分に合わない場合、生徒たちは授業に遅刻したり、欠席したりすることもあるため、成績に影響を与える可能性があります。こうした対応にエネルギーを消費することが十分予想されるので、嫌な予感がするのでしょう。

嫌いな人と再会する：クラス替えによって、以前のクラスで嫌いだった人と再会する可能性があります。この場合、生徒たちは嫌いな人との相性を再評価する必要がありますが、そのプロセスはストレスを引き起こすことがあります。
活動やイベントが変更される：クラス替えによって、以前のクラスで行われていた活動やイベントが変更される場合があります。これは、生徒たちが以前のクラスで楽しんでいたことが新しいクラスではできないことを意味するかもしれません。このような変更が生徒たちのやる気を減退させ、成績に影響を与えることがあります。
緊張や不安：クラス替えは、緊張や不安を引き起こすことがあります。新しいクラスに入ることが怖いと感じる場合、生徒たちは授業中に集中できず、成績が下がる可能性があります。
親しい友人と離れる：クラス替えによって、以前のクラスで親しい友人と離れることになる場合があります。友人関係が深かった場合、別れを惜しむこともあるでしょう。この場合、生徒たちは新しいクラスで新しい友人を見つけることができない場合があり、孤独を感じることがあります。
進路に影響を与える：クラス替えによって、進路に影響を与えることがあります。新しいクラスでの成績が以前のクラスよりも低い場合、進路選択に影響を与える可能性があります。

クラス替えで嫌な予感がして学校に行きたくないときには

　クラス替え時には、自分の身を守るために危険察知の本能が最大限働いています。これはアドレナリンが分泌され、体が戦闘モードになっている状態です。この状態を続けていると、体は疲れてきます。戦闘モードになっているときには、消化器官の動きを鈍くしてその分 banzai_kids_people

の血液を筋肉にまわし戦いに備えていたり、毛細血管を縮めて戦闘時の流血を減らす準備をしています。体のメンテナンスにエネルギーが使われなくなるのです。これは、脳幹など自律神経が主体となって行っているので、よほど訓練した人でない限り、意識してコントロールすることは出来ません。

　この戦闘モードを解除する為に大切なのは、学校へ行くか行かないかではなく、勇気を出して早めに結果を知ることです。戦闘モードを解除してエネルギーを体のメンテナンス機能を再起動させることに繋がると考えられます。

クラス替えが嫌な予感するので学校に行きたくない！？